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乳幼児がかかる感染症には重い病気に繋がるものも多く、感染してしまうと後遺症が残ってしまったり、最悪の場合、命を落としてしまう危険性もあります。
赤ちゃんはお母さんから受け継いだ免疫を持って生まれてきますが、その免疫は生後6か月ほどで弱まってしまいます。
感染症から赤ちゃんを守るため、生後2か月ごろからワクチンを接種し始める必要があります。
また予防接種は、接種を受けた人が感染症にかかることを予防することを目的としており、社会全体で感染症の流行を防ぐ効果もあります。
持病を持っている子どもや特殊な治療を受けた後の子どもは、予防接種を受けられない場合があります。
そのような子どもたちを感染症から守るためにも、接種できる人がしっかりと予防接種を受けて、感染症を蔓延させないことが重要です。
予防接種は、感染症にかかりやすい年齢などを考慮し、ワクチンごとに、予防接種を受けることが一番望ましい年齢を定めて実施しています。
予防接種(定期・臨時・任意)スケジュールは、国立感染症研究所のホームページ<外部リンク>でご確認ください。
予防接種名 |
対象者 |
接種回数 | 標準的な接種間隔 |
---|---|---|---|
B型肝炎 | 1歳未満(生後2~9か月未満) |
初回:2回 追加:1回 |
初回:27日以上 追加:1回目の接種後139日以上 |
ロタウイルス |
1価:生後6週以上24週まで 5価:生後6週以上32週まで |
1価:2回 5価:3回 |
4週以上 |
小児用肺炎球菌 |
生後2か月以上5歳未満 (初回:生後2~7か月未満) |
初回:3回 追加:1回 |
初回:27日以上 追加:初回終了後60日以上 |
五種混合 (ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ) |
生後2か月以上7歳6か月未満 (初回:生後2~7か月未満) |
初回:3回 追加:1回 |
初回:20~56日 追加:初回終了後6か月以上18か月未満 |
二種混合 (ジフテリア・破傷風) |
11歳以上13歳未満 (11歳以上12歳未満) |
1回 | |
BCG | 1歳未満(生後5~8か月未満) | 1回 | |
MR (麻しん・風しん) |
1期:1歳以上2歳未満 2期:5歳以上7歳未満 |
1期:1回 2期:1回 |
|
水痘 |
1歳以上3歳未満 |
2回 | 1回目接種後6か月以上12か月未満 |
日本脳炎 |
1期:生後6か月以上7歳6か月未満 2期:9歳以上13歳未満(2期:9歳) |
1期 2期:1回 |
初回:6~28日 追加:初回終了後おおむね1年 |
HPVワクチン (子宮頸がんワクチン) |
小学校6年生~高校1年生相当の女子 |
3回 |
2価:1か月あけて2回、1回目から6か月あけて1回 4価:2か月あけて2回、1回目から6か月あけて1回 9価:6か月あけて2回(初回接種が15歳未満の場合) 2か月あけて2回、1回目から6か月あけて1回 |
原則無料
※ただし、対象年齢を過ぎた場合費用は全額自己負担
また、寒河江市・西村山郡以外の協力医療機関で接種を行う場合、接種料金の一部負担が生じる場合があります。
希望する協力医療機関
寒河江市・西村山郡以外の協力医療機関で接種を希望する場合は、「予防接種券」が必要となりますので、保健センターまでご連絡ください。
日本脳炎予防接種は平成21年度まで積極的な勧奨を差し控えられていましたが、その後新たなワクチンの開発により、現在は通常通り接種が受けられるようになっています。
上記期間により、接種機会を逃したお子さんに対し、特例措置として接種期間を延長しています。
平成7年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた方
※20歳未満の期間は、定期接種として接種することができます。
原則無料
※ただし、寒河江市・西村山郡以外の協力医療機関で接種を行う場合、接種料金の一部負担が生じることがあります。
キャッチアップ接種期間中に、対象者が1回以上接種している場合は、令和7年度に限り残りの接種を公費で完了できるよう経過措置が設けられました。
接種を希望される場合は、ワクチンの有効性や副反応等について十分に理解した上で接種を受けてください。
令和7年4月1日から令和8年3月31日まで
原則無料
※ただし、寒河江市・西村山郡以外の協力医療機関で接種を行う場合、接種料金の一部負担が生じることがあります。