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西川町地域新エネルギービジョンについて


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印刷ページ表示 更新日:2020年12月28日更新

「地域新エネルギービジョン」は、現在の化石燃料依存型のエネルギー体制を、地域内に眠る自然エネルギーやコージェネレーション(※)などの新エネルギーへ転換することを目的とした将来計画です。地域の資源を活用し、環境と調和した地域づくりの方向を探り、地域の持続的発展、地球環境の保全、快適で便利な生活環境を創出することを目指し、平成18年2月に策定しました。

※コージェネレーション:ひとつのエネルギーから電気・熱など複数のエネルギーを取り出す仕組み

西川町における新エネルギー導入実現に向けての取組み

1.一次産業を基盤にした産業活性化

山林を頂点とし、里と人をつないだ取り組みを一体的に進めることが西川町らしい地域産業の活性化にもつながるため、次の取り組みを進めながら新エネルギー導入を図っていくことを検討していきます。

  • 町の特産品としての山菜・きのこ・花木等の温室栽培などの熱源としての木質ボイラーの利用。
  • 住宅建材への町内木材の供給強化および生産強化

2.遊休地などの町内の土地利用対策

町内の農地における耕作放棄地は年々増加しており、その有効活用が急務となっています。

現在の実現している廃食用油のBDF(バイオディーゼル燃料)事業にあわせ、遊休地に菜の花を植栽し、菜種油を搾油、町内で利用していく重点プロジェクト(菜の花プロジェクトなど)の実現を検討しています。

3.総合的な雪対策

新エネルギーは、住宅の屋根や敷地内の融雪に利用したいという意識がもっとも高くなっています。融雪・除雪に関する新たな助成制度創設を検討し、町民の方の住宅づくりの参考となる西川町にふさわしい雪に強い環境共生型のモデル住宅の建設を推進します。

4.自然と調和したまちづくりの推進

町民の方の森林や水に対する意識は高く、新エネルギーの利用に関連付け、恵まれた自然や歴史文化を継承するための環境学習を行うことは、地域特性や地域環境の保全の面からもふさわしいものと考えられます。また、新エネルギー導入促進のための施策として、情報提供を望む声が高く、新エネルギーに関する環境学習を第一に進めることは重要と考えます。