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西川町は県内有数の「原木なめこ」の生産地です。
町では令和4年度から、子ども達へのきのこの認知度の向上や郷土愛の醸成、きのこの需要拡大を目的として町内産「原木なめこ」を地元の小中学校に提供しています。
西川町きのこ等生産協議会から提供いただいた「原木なめこ」は味噌汁にして振る舞われ、子供たちは「スーパーで売っているなめことは違う」「つるつるでおいしい」と、おいしそうに頬張っていました。
同協議会・日塔会長も視察に訪れ、子供たちの声が来年以降の生産の活力になると述べました。

原木栽培とは、枯れ木や伐採した木に種菌を植え付けてきのこを育てる方法です。
主にクヌギやコナラなどの落葉広葉樹が利用され、山林などの自然環境の中や簡易なハウスの中などで栽培します。
しいたけやなめこなどがこの方法で栽培されます。
原木栽培は、天然に近い味わいのきのこを育てることができる半面、気温や降水量などの自然環境が収穫に大きく影響するため、それらの変化に応じた細やかな対応が求められます。
山形県は原木なめこの生産量が全国でトップクラスであり、西川町は山形県内の生産量を支えています。
参考:だから美味しい!きのこの生産現場をのぞいてみよう<農林水産省HP><外部リンク>
参考:原木なめこについて<おいしい山形推進機構HP><外部リンク>
参考:特用林産物生産統計調査<農林水産省HP>
<外部リンク>参考:山形県林業統計<山形県HP><外部リンク>
西川町内の原木・菌床きのこの生産団体のほか森林組合や農業協同組合などが構成メンバーとなり、町特産品である「きのこ」の生産量拡大や品質向上を目的に活動しています。
伐採研修会や直売所との意見交換会などにより、安全な生産体制の確保や、きのこの認知度向上を目指しています。