令和7年度 第2回西川町立病院改革評価委員会
令和8年2月24日(金曜日)に「第2回西川町立病院改革評価委員会」を開催し、第1回病院改革評価委員会で頂いた意見への対応状況説明と「西川町立病院経営強化プラン」に基づき、事業が実行されているかを点検、評価していただきました。
第2回西川町立病院改革評価委員会の報告・協議内容は次のとおりです。詳細は、第2回西川町立病院改革評価委員会公表資料でご確認ください。
西川町立病院改革評価委員からの評価と意見
はじめに
西川町立病院改革評価委員会は、「西川町立病院改革評価委員会設置要綱」により、病院経営強化プランの実効性を高めるために点検、評価を行う組織です。
町長が委嘱し、現在は7名の方々から委員を務めていただいております(添付資料_次第 参照)。
会議の内容
- 令和7年度事業の取組実績報告
- 令和7年度病院利用状況報告
- 令和8年度の主要実施事業
- その他
評価委員の評価と意見
第2回の病院改革評価委員会では、「西川町立病院経営強化プラン(R7.3改訂版)」に基づきプラン達成のために実施した事業の実績と病院の利用状況を事務局から説明し、評価と意見をいただきました。さらに、令和8年度に向けた主要事業の概要を説明しました。
古澤委員長
- 評価委員の皆様には今年度が評価委員の任期満了の年であることから。これまでの「集大成」として意見・評価していただきたい。
- 現場レベルでの実効性を重視した報告を期待する。また、課題や反省点について率直に共有し、次年度以降へ活かしてもらいたい。
- 事務局だけでなく、必要に応じて町長からも説明をいただくなど、委員会の成果が今後の行政運営に確実に反映されるよう配慮していただきたい。

阿部委員
- 令和8年6月に大きな診療報酬改定が報道されているが、病院の収益構造に与える影響や診療報酬の加算取りこぼし防止の体制整備はどうか。
- 病院の人員体制(人員確保策や賃上げ対応)について、診療報酬改定は影響するのか。
- 他県の病院であったランサムウェア被害事例を踏まえ、電子カルテ停止時のオフライン対応や保守業者任せにしない病院全体のセキュリティ体制の構築状況はどうか。
- 「のってあべプラス」の利用実績について、利用者数や利用状況などはどうか。今後の活用促進策についても伺いたい。

井上委員
- 町の政策審議委員会でも病院は高評価を受けており、接遇や医療サービスの質について非常に良好な印象を持っている。実際に人間ドックの体験も含めての評価である。
- 令和6年度と比較して令和7年度は入院外来の患者動向が減少している。要因をどのように分析しているのか。
- 医療MaaS運用によるオンライン診療について、患者数の維持・拡大のどちらを主目的としているか、また外来患者の増加に向けてどの程度の効果を見込んでいるのか。
- 令和9年度の黒字化目標に向けての取組は評価するが、一般財源からの繰入にも依存せざるを得ない中で、病院として主体的に収益改善に取り組む強い意思が重要と考える。着実な収益向上に向けた具体的な取り組みを伺うとともに、引き続き経営努力に期待する。

吉見副委員長
- 「医療MaaS」(※1)について、地区の対話会でも話題になっているが、用語自体が難しく高齢者には理解しづらい面がある。今後の説明の場では誰にでも分かる言葉で丁寧に説明していくべきと考える。また導入にあたっては、町民にとって「使いやすく身近な受診手段」としてどう定着させていくのか、その具体的な工夫や運用方針を伺いたい。
- 人口減少が進む中で、患者数の減少は避けられない課題であるが、町立病院として、住民にとって「身近で利用しやすい病院」という位置づけをどのように強化していくのか見解を伺いたい。
- 「均てん化(きんてんか)」(※2)という言葉を紹介したい。意味は「いつでも、どこでも、誰でも医療が受けられる」という意味を持っていて「対応できる」という意味も含んでいる。病院がこの言葉のとおりに対応していければ、人口減少に対する歯止めとして少しづつでもブレーキになるのではないかと思う。
(※1)「医療MaaS」とは医療機器を搭載した車両を活用して、患者さんの元へ医療を届ける仕組みです。この仕組みを「遠隔診療」と組み合わせることで、患者さんの自宅や自宅近くに医療機器や通信機器を搭載した車両が移動し、看護師が患者さんの対応をし、医師は遠隔地(病院)からオンライン診療を行います。通信機器の使用が苦手な高齢者でも、看護師が付き添うことでオンライン診療が可能になります。
(※2)「均てん化」医療における均てん化とは、地域や医療機関によって医療の質や内容、受けられるサービスに差が生じないようにし、誰もが公平に一定水準の医療を受けられる状態を目指すという考え方です。

高橋委員
- 地域医療連携の強化について、地域包括ケア病床を始める際に関わっていた。この2年間で急性期病院を退院した方の転院先として転院斡旋のパンフレットを配布し、事業化にまで進めた点を高く評価する。今後、この取組が安定的な患者の確保と病院の信頼向上に繋げていければ良いと考える。
- 子どもが高校、大学等学生の間の健康診断をどこで受けるのか。とくに子宮頸がん検診など、病院が検診を受けるハードルを下げるような働きかけをしてくれると、背中を押す親としても心強い。若年層へのPRや受診しやすい環境づくりに取り組んでいってもらいたい。
- インフルエンザ時の車内検診など、子どもやその親、高齢者の負担軽減に非常に有効であり評価している。今後、ドライブスルー診療や会計など、さらなる利便性向上のに向けて取り組んでもらいたい。
- 「かえってきてけローン」について、医療系学生の利用状況をどの程度把握しているのか。医療系の学校への周知など対象をしぼって事業をPRしてはいかがか。

国井委員
- 現在、山形大学医学部附属病院の整形外科から医師が来て整形外科外来を開設している。リハビリ部門との連携機能はどのように発揮されているのか。
- 寒河江市など町外へリハビリに通う高齢者が多い状況にあって、町立病院の受入体制に課題はないのか。整形外科外来とリハビリ部門を活用することで外来患者の増加につなげられると考えるがいかがか。

荒木委員
- 数値目標の達成も重要であるが、毎月の会議や職員の意識改革、サービスの質の向上につながった取り組みについて高く評価する。
- 医師や看護師が丁寧に接していくれることで、町立病院は高齢の患者にとって特別な場所であり、安心感につながっていると感じる。
- 町立病院と介護施設とは非常に強い連携が取れていて、大変心強く感じている。
- 「安心な生活、命を守る基盤が町立病院です」という町長の話にもあったように町立病院があることで安心な生活、健康を維持できることで幸せな生活ができていることに感謝をしている。

上記の委員の質問・意見に対する回答は、会議録として取りまとめております。こちらの資料でご確認ください。会議録 [PDFファイル/995KB]
今後の改善方針の検討
今回、評価委員からいただいた評価と意見は病院内の各部門の代表者で組織する「経営強化実行チーム会議」にて説明し全職員に対し情報共有をいたします。また、同会議にて、対策、事業効果、必要な人員、経費を十分に協議し、優先順を決め、すぐに取り組めることはすぐに取り組んでまいります。
次回の令和8年8月頃の開催を予定している令和8年度第1回病院改革評価委員会にて令和7年度の事業総括と病院特別会計の決算について報告をいたします。

第2回西川町立病院改革評価委員会の資料
病院改革評価委員会の資料を公表します。
次第 第2回次第/病院改革評価委員会委員名簿 [PDFファイル/146KB]
資料1 令和8年度主要事業(第1回評価委員会での意見検討シート) [PDFファイル/321KB]
資料2 令和7年度の事業取り組み実績 [PDFファイル/1.33MB]
参考資料1 令和7年度病院改革プランに基づく事業スケジュール [PDFファイル/558KB]
参考資料2 町立病院の活動(ホームページ/医師確保の要望) [PDFファイル/3.35MB]
資料3 令和7年度町立病院利用状況報告 [PDFファイル/431KB]
資料4 令和8年度取組主要事業 [PDFファイル/298KB]
参考資料3 県立河北病院及び寒河江市立病院の統合再編・新病院整備 基本計画(案)《概要》 [PDFファイル/4.51MB]
「西川町立病院経営強化プラン」は以下からご覧ください。
西川町立病院経営強化プラン(令和7年3月改訂版) [PDFファイル/5.19MB]