第1回西川町立病院改革評価委員会を開催しました

印刷ページ表示更新日：2025年9月10日更新

令和7年度第1回西川町立病院改革評価委員会

令和7年8月19日（火曜日）に「第1回西川町立病院改革評価委員会」を開催し、「西川町立病院経営強化プラン」に基づき、事業が実行されているかを点検、評価していただきました。
第1回西川町立病院改革評価委員会の報告・協議内容は下記の評価委員からの評価と意見及び病院改革評価委員会公表資料でご確認ください。

西川町立病院改革評価委員からの評価と意見　

はじめに

西川町立病院改革評価委員会は、「西川町立病院改革評価委員会設置要綱」により、病院経営強化プランの実効性を高めるために点検、評価を行う組織です。
町長が委嘱し、現在は7名の方々から委員を務めていただいております。

会議の内容

令和6年度の町立病院事業会計の実績（見込）の報告
病院経営強化プランに基づく事業との進捗状況の確認
病院改革評価委員からの意見聴取と今後の改善方針の検討

会議の内容

評価委員の評価と意見

第1回の病院改革評価委員会では、令和6年度の町立病院事業会計の実績（見込）と「西川町立病院経営強化プラン（R7.3改訂版）」に基づくプラン達成のための数値目標及び実施事業について、事務局から説明し、評価と意見をいただきました。いただいた評価と意見（主要部分を抜粋）は下記のとおりです。

阿部委員

外来患者数の増加が課題
高齢者への「待ち時間の見える化」や待合室へのリクライニング椅子の導入を提案
健康診断のPR強化のため、SNSを積極的に活用、健康や介護、病院をキーワードとしたキャラクター展開による情報発信やブランド化を提案
更なる接遇改善の取組とアンケート導入によるPDCAサイクル（※1）の推進

（※1）PDCAサイクルとは、業務などの改善を継続的に行うための管理手法で、4つのステップ【Plan(計画）、Do(実行）、Check(評価）、Act(改善)】から構成されています。

阿部委員

井上委員

入院患者数の増加による医業収益の増加を評価
出張方式による病院対話会の継続を希望
ホームページを柔らかい表現で作成。医師の紹介やブログ掲載などの工夫を提案
難しい資料を町民にわかりやすく発信する工夫が必要

井上委員

吉見委員

全国的に大学附属病院からの医師派遣が縮小傾向にあることを懸念し、町長と院長による山形大学医学部附属病院への要望を高く評価
短く、簡潔に、わかりやすい表現によるSNS発信を提案
地域医療の重要性を再確認し、病院存続のため町民への説明強化を提案

吉見委員

高橋委員

町立病院の強みである健康診断に対する取り組み強化が弱い点を指摘
子育て世代が見て硬い印象を受けるホームページの印象改善は必要
医療MaaSを用いた遠隔診療（※2）や予防接種予約のオンライン化に期待
過去のワクチン予約の際の混雑を払拭する工夫が必要（電話予約が混雑する印象がある）

（※2）医療MaaSを用いた遠隔診療とは、「医療MaaS」＝医療機器を搭載した車両を活用して、患者さんの元へ医療を届ける仕組みです。
この仕組みを「遠隔診療」と組み合わせることで、患者さんの自宅や自宅近くに医療機器や通信機器を搭載した車両が移動し、看護師が患者さんの対応をし、医師は遠隔地（病院）からオンライン診療を行います。
通信機器の使用が苦手な高齢者でも、看護師が付き添うことでオンライン診療が可能になります。